MNPで端末を安く買って売れば儲かる?と考えたことがあります
最近よく見かけるのが、
MNP(乗り換え)を使って端末を安く手に入れ、すぐ解約してフリマで売ればお得なのでは、という考え方です。
楽天モバイルから他社へMNPして、キャンペーン価格で端末を購入。
eSIMからnanoSIMに変更して端末を使い回し、
新品のまま売却して、また次の会社へ…という流れですね。
格安SIM会社は20社以上ありますし、
ドコモ回線を使っている会社も多いので、
「ドコモのブラックリストに載ることはないのでは?」
と考える方も少なくないと思います。
正直に言うと、私も一度、同じような発想でMNPをしたことがあります。
実際にやってみて分かった、想像以上に大変だった現実
私の場合、最初は
「端末が安く買えた、よかった」
という気持ちだったのですが、その後が本当に大変でした。
まず、どの回線で、どのSIMを使っているのか分からなくなります。
eSIMなのか、nanoSIMなのか、どの端末に何が入っているのか、
自分でも管理できなくなってしまいました。
さらに、解約のタイミングをうっかり忘れてしまい、
本来払う必要のなかった月額料金が発生してしまったこともあります。
「儲けるどころか、余計にお金を払っている…」
そんな状態になってしまい、完全に失敗でした。
端末を売るにも、
初期化や発送の手間、トラブル対応などがあり、
思っていたよりずっと神経を使います。
正直、割に合わないと感じました。
MNP即解約を繰り返すと起こること
MNPで端末を割引購入してすぐ解約する行為は、
通信会社から見るとキャンペーン目的の利用と判断されます。
この履歴は各社で管理されており、
将来その会社で契約しようとしても、
端末割引が受けられなくなる可能性が高くなります。
大手キャリアの場合、
ドコモ・au・ソフトバンクで一度ずつは通用しても、
それ以上は難しくなるケースが多いと言われています。
さらに、複数の格安SIM会社で同じことを繰り返すと、
業界全体での信用情報に残る可能性も出てきます。
その結果、
・契約審査に通らない
・端末購入ができない
・MNP自体を断られる
といった状況になることもあります。
ドコモ回線の格安SIMならブラックリストに載らない?
「格安SIMはドコモの回線を使っているだけだから、
ドコモ本体のブラックリストには載らないのでは?」
と思う方もいらっしゃると思います。
確かに、契約先は格安SIM会社なので、
ドコモ本体の契約履歴とは別管理になります。
ただし、格安SIM会社ごとに利用履歴は残りますし、
短期解約やキャンペーン目的の利用は、
各社で確実にチェックされています。
つまり、
ドコモがOKでも、格安SIM会社側でNGになる。
そういうケースは十分にあり得ます。
数万円の利益と引き換えに失うもの
うまくいけば、確かに数万円の利益になることもあります。
でも、その代わりに失うのは、
今後スマホを普通に契約できるという信用です。
スマホは、
仕事、学校、金融サービス、本人確認など、
生活のあらゆる場面と直結しています。
そのインフラを使えなくなるリスクを背負ってまで、
数万円を取りに行く価値があるかというと、
私は正直、ないと思っています。
私自身、実際にやってみて、
お金の面でも手間の面でも、気持ちの面でも、
まったく割に合わなかったというのが本音です。
端末代を安くしたいなら、もっと安全な方法があります
通信費や端末代を抑えたいのであれば、
無理にMNP即解約を繰り返す必要はありません。
たとえば、
型落ちモデルを一括購入して格安SIMを使う。
中古の状態が良い端末を選んでSIM契約だけする。
長期利用割引を活用する。
こうした方法の方が、
手間も少なく、信用も失わず、結果的に安定します。
節約は大切ですが、
安心して使える環境を壊してしまっては本末転倒です。
短期的なお得より、
長く安心して使える選択を積み重ねる方が、
結果的に家計にも心にもやさしいと感じています。
